あなたは、子供がいるときに未成年口座を使うことで、株主優待がお得にもらえることをご存知でしょうか?
株主優待とは、条件を満たした株主に対して、企業が感謝の意味を込めてモノやサービス券を贈ることを言います。
株主優待には、自社商品の詰め合わせ、割引きチケット、食事券、お米、金券(クオカード、商品券、図書カードなど)などがあり、企業によって優待内容が異なります。
また、株主優待を取得ためには、企業の株式を一定数保有する必要があります。具体的には、最低100株以上保有する必要があり、株数が増えるごとに優待内容も豪華になる傾向があります。
しかし、株の保有数が増えても、比例して株主優待が豪華になるとは限りません。例えば、100株で株主優待が1個もらえる場合でも、優待を2個もらうためには300株を保有しなければなりません。
つまり、最少購入株数100株のときが、優待利回りが最も高くなることが多いのです。
ここで、未成年口座(子供口座)を利用し、複数人で100株ずつ買うことができれば、少ない資金でも株主優待をお得にもらうことができます。
しかし、すべての証券会社で未成年口座が開設でき、株主優待がもらえるわけではありません。特に主婦の方だと、子供口座で株主優待が申し込める証券会社を探しているかもしれません。
そこでこのページでは、未成年口座が開設でき、株主優待がもらえる証券会社がどこかをお伝えします。
目次
未成年口座(子供口座)から株主優待がもらえる証券会社一覧
証券会社名 | 売買手数料 | 優待検索 | 総合評価 | 優待取得の体験談 | 口座の特徴 |
SBI証券 | ★★★★★4.7 | ★★★★★4.8 | S | 詳細 | 評判 |
楽天証券 | ★★★★★4.7 | ★★★★★4.7 | S | 詳細 | 評判 |
GMOクリック証券 | ★★★★★4.8 | ★★★★★4.5 | S | 詳細 | 評判 |
カブドットコム証券 | ★★★★☆4.2 | ★★★★★4.8 | A | 詳細 | 評判 |
岡三オンライン証券 | ★★★★☆4.3 | ★★★★☆4.3 | A | 詳細 | 評判 |
松井証券 | ★★★★☆4.1 | ★★★★☆4.4 | B | 詳細 | 評判 |
マネックス証券 | ★★★★☆4.2 | ★★★★☆4.2 | B |
詳細 | 評判 |
むさし証券 | ★★★★★4.9 | 未実装 | B | 詳細 | 評判 |
上記の表に記載されている証券会社からは、未成年口座を作ることができます。
また、管理人の調査や体験談に基づいて、売買手数料や優待検索の評価点をつけています。どこのネット証券の未成年口座で株主優待をもらうべきかは、良ければ上のランキング表を参考にしてください。
ただし、未成年口座を開設するためには、親権者が既に口座を開設している必要があります。
ここで、子供が何歳になったら未成年口座が開設できるのか気になるかもしれません。結論としては、0歳からでも口座開設ができます。
さらに、未成年口座で親権者が取引をしても、子供の財産は親権者が管理しているため、借名取引にはなりません。借名取引とは、家族の名義を借りて名義人になりすまして取引を行う違法行為のことです。
このように、条件を満たせば、子供が未成年であっても口座を開設でき、別口座として株主優待をお得にもらうことができます。
未成年口座(子供口座)を開設するために必要なことは?
未成年口座を開設するためには、おおまかに言うと以下の条件が必要です。詳しくは、各証券会社の手続きに沿って、口座を開設してください。
1.親権者が既に証券口座を開設していること
2.親権者の同意書
3.親権者の本人確認書類(免許証やパスポート、マイナンバーカードなど)
4.未成年者と親権者の続柄が分かる書類(マイナンバーの記載がある住民票など)
5.子供名義の銀行の口座開設(ゆうちょ銀行か楽天銀行がおすすめ)
親権者の同意書は、未成年口座を開設するときに、証券会社から送られてきます。この同意書の内容は、平たく言うと、子供が成人するまで、親が代理で取引を行うことへの了承です。
また、子供名義の銀行は、入出金をするために必要となります。
ここで、未成年でも開設できるネット銀行は、けっこう数が限られています。ゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト」か楽天銀行であれば、0歳からでも口座を開設できるのでおすすめです。
【補足】株主優待をもらうときの注意点
複数の証券会社から株式を買っても、株主優待は複数もらえないこと
ここで、複数の証券会社から株式を買うと、株主優待が複数もらえるのか疑問に思う人もいるかもしれません。
しかし、もらえる株主優待は複数にはなりません。
なぜなら、株式の購入者が同じであれば、合算した保有株数で優待内容が決められるからです。つまり、A社で100株・B社で100株買おうが、A社で200株買った場合と保有株数は同じのため、優待内容も同じになります。
購入者の名義が異なれば、保有株式は合算されない
少ない資金で株主優待をお得にもらいたいとき、家族に協力してもらい新たに証券口座を使えばよいのです。なぜなら、購入者の名義が異なるため、保有株式が合算されることはないからです。
一般的に、最少購入株数100株のときが、優待利回りが最も高くなります。このような理由から、未成年口座を使って、家族で優待をもらうことをオススメしているのです。
また、子供がまだいない人でも、夫婦で協力することでお得に株主優待をもらうことができます。
まとめ
このページでは、「未成年口座が開設でき、株主優待がもらえる証券会社がどこか」をお伝えしました。
もう一度おさらいをしますと、以下のとおりです。
・SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券などから未成年口座を開設でき、株主優待をもらうことができる。ただし、未成年口座は親権者が既に口座を開設しているなどの条件が必要である。
・子供を含めた家族で株主優待をもらう方が、同じ投資金額でも株主優待が豪華になることが多い。なぜなら、最少購入株数100株のときが、優待利回りが最も高くなることが多いため。
このページを読んで、「未成年口座を作って株主優待をもらう方がお得であること」を伝えられたら幸いです。